賃貸管理
賃貸管理にはハード面とソフト面の2種類の管理業務があります。
ハード面の管理は、建物や設備の管理、清掃など主に建物を対象にしています。
ソフト面の管理は、入居者対応やクレーム対応、空室対策、家賃管理など主に人を対象にしています。
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ハード面の管理 | ソフト面の管理 |
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● 共有部分の清掃、保守 ● 法定点検などの対応 ● 設備の定期検査 ● 修繕計画の立案や運営管理 ● 建物や設備に関するクレーム対処 ● 退去後のリフォーム工事 |
● 入居手続き ● 空室対策 ● 賃貸借契約締結・更新手続き ● クレーム・トラブル対応 ● 家賃管理 ● 退去の手続き、敷金の清算 |
賃貸管理は、自己管理・委託管理・サブリースの3つに分類することができます。
自己管理
所有者(オーナー)が自ら賃料の回収や建物清掃・保守の手配など、物件管理に関わるすべての業務を行うことです。
外注コストを削減できることが大きなメリットです。
しかし管理業務をすべて自分で行わないといけないため、負担は大きくなります。
物件所有数が多くない場合には運用に値しますが、所有数が増えればその分負担が増えるため、委託管理を検討する必要もでてきます。
委託管理
物件の管理を管理会社に委託する方法です。会社により様々なプランがあります。
(建物管理業務の委託、基幹業務の管理委託、など)
管理会社に委託することで、物件管理の負担を軽減でき、さらには専門業者ならではの知識と経験を生かした菅理をすることができます。
しかし、管理報酬などの費用が発生することと、管理状況の定期的な確認は必要です。
管理会社によって委託業務のプランは様々なので、管理会社は慎重に選ぶことが大切です。
サブリース
サブリース会社が所有者(オーナー)から物件をまるごと借り上げ、管理する方法です。
一括借り上げとも呼ばれます。
会社がオーナーに代わって一任して賃貸経営を行うため、物件管理の手間はかからず、空室の有無にかかわらず収入を得ることができます。
しかし、運営会社の保証料が発生することや、入居者の情報が把握しづらい点もデメリットです。
また、将来的に保障家賃が減額されることがあります。